おはようございます、眞殿です。
日本では年々、平均寿命が右肩上がりに伸び、今や「人生100年時代」と言われるまでになりました。
つまり、大学を出て就職し、定年まで勤めたとするならば、その40年間と同じだけの働かない時間ができるのです。
この40年をあなたはどう過ごしますか?
多くの人は、
老後はゆっくりと自分の時間を楽しみたい、
趣味に没頭したい、
家族や夫婦水入らずの時間を過ごしたい、
とにかく自由に生きたい、、などと思うことでしょう。
一生懸命働いて犠牲にしてきた時間を取り戻すかのように、様々なことを思い切り自由に楽しみたいと望むのです。
では実際に、自由で心から楽しめる時間をどれほどの人が過ごすことができているでしょうか。
それはほんの一握りです。
ごく限られた人しか老後を心から満喫することはできていません。
なぜなら、、、
老後を何の心配もなく過ごせるだけの経済的余裕がある人はごく僅かだからです。
日本の平均的な世帯年収である450万~500万円(平均年収474万円)で、その構成を見てみると、
・世帯人員:3.05人(うち18歳未満人員0.81人)
・世帯主の年齢:50.1歳
・女性の有業率:49.5%
・平均貯蓄額:813万円
・平均負債額:601万円(うち「住宅・土地のための負債」560万円)
・純貯蓄額:813万円(貯蓄)ー601万円(負債)=212万円となり、たったの212万円しか貯蓄がないということになります。
世帯主の年齢は50.1歳ですから、定年まで10〜15年ほどです。
この実態に危機感を持たない人がいるならばなんとも恐ろしいことです。
「いやでも、退職金や年金があるから大丈夫」と、あてにしている人もいるでしょうが、必ず受け取れる保証などどこにもありません。
こうした考えと認識不足が老後貧困を招くどころか、今の時代それでは安心した毎日を生きていけないということに気付いてください。
眞殿勝年
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