「搾取される人々」

ISM

おはようございます、眞殿です。

先進諸国が軒並み賃上げを行う中、日本の最低賃金は少しばかりの値上げが行われたものの、未だ先進国ではありえないほどの低さです。

日本の賃金はOECD加盟国の中で最下位グループにあり、アメリカの約半分ほどです。

しかし今、その転機とも言える時がきています。

新型コロナウイルスの感染が激減し、緊急事態宣言が解除された今、多くの飲食店が通常営業を行うにあたり働き手不足、人手不足に陥っています。

そこで、東京などの都心部では、居酒屋などの飲食店が働き手獲得のため時給を値上げして人員を募集しています。

人手不足を解消するためには賃上げを行うしかない、、

するとどうでしょう。

その賃上げされたしわ寄せは必ずどこかに出るはずです。

それはすなわち、商品価格の値上げです。

こう聞くと多くの人は、
商品の値段が上がるなんて嫌だ、
物価が上がるなんてまっぴらだ、、と思うでしょう。

しかし、これこそまさに日本の賃金が上がるチャンスなのです。

これまでも、そして現在も日本は何もかもが値上がりすることを許さない社会が続いています。

企業は「企業努力」という名の元、値上げできずに利益を削るしかない風潮に追い込まれています。

ところが、実は会社の利益を削っているわけではなく、従業員の賃金を上げないという「搾取」が行われているだけなのです。

つまり、多くの人々が安いものに飛びつき、喜んでいる裏で、それは結局自分たちの給与が上がらないことを黙認しているようなものなのです。

それでもまだあなたは「安い日本」に喜んでいられますか?

今のこのチャンスを活かせる国になってほしいですね。

眞殿勝年

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