「平等に押し潰される」

ISM

おはようございます、眞殿です。

前回、多くの人は「公平」と「平等」を履き違えているとお伝えしました。

日本は多くの「平等」ばかりを訴え、求め、「公平」であることを理解できず、そして無視してしまっているのです。

「平等」とは、それぞれの状況に配慮せず、全員に対して同じ待遇をすることで、「公平」とは、それぞれの状況に応じて待遇を変えることです。

これは似ているようで、全く違うことなのです。

昨年4月、コロナ禍の家計支援策として特別定額給付金が出されました。

本来ならば、実際に困窮している人に的を絞って給付するために、所得制限を設け、給付するべきか否かを判断する必要があるでしょう。

しかし、この特別定額給付金は国民一人あたり10万円を一律とし、皆に平等に支給されました。

つまり、国民一人一人の生活がどのような状況に置かれていようとも関係なしに配られました。

中には、もっと多くのお金を必要としている人もいたでしょう。

もちろん、必要のない人もいたはずです。

これが平等を強く望むあまりに生まれる社会の「歪み」です。

いつでも「本当に必要な人の元に必要なものがある」ということが、最も大切ではないでしょうか。

ですから、私と妻は、給付金が困っている人に再び使われることが必要だと考えたので1円足りとも受け取りませんでした。

私たちのように考えたかどうかは分かりませんが、何らかの事情で給付金を受け取らなかった人は僅か0.3%で、99.7%の国民は受け取ったそうです。

平等ばかりを求め、それに潰される人がいることはあまりに悲しいことではないでしょうか。

あなたも「公平」と「平等」を履き違えることのないよう、皆にとって何が大切かを考えられる人になりましょう。

眞殿勝年

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コメント

  1. 中野万里子 says:

    我が家は2人なので20万円受け取りました。そのお金は、何件かの馴染みの飲食店(ずっと閉めていたので)に足繁く通うことで、使い切りました。

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