おはようございます、眞殿です。
前回、今後ますます格差が広がる日本で、今すでに生まれている最も注目すべきものは「教育格差」であるということをお話しました。
この内容に対し、多くの方々から個別メッセージをいただきました。
やはり多くの方が、ご自身が18歳の時には進学することや勉強できる環境にあることを意識しておらず、当然のことのように捉えていたようです。
今の若者もおそらくはそうでしょう。
ここで私が思うのは、こうした問題の難しさです。
もちろん、経済的に恵まれていると全てのことにおいてチャンスが増えるのは確かです。
子供達の置かれている環境が経済的に恵まれている家庭と、そうでない家庭では大きな差が生まれることは避けられない事実です。
しかし、家庭環境や経済的なことだけを理由に挙げて、教育の格差を嘆くことは逃げであるような気もします。
なぜなら、頭の良さは経済状況とは比例しないからです。
貧しいからと言って勉強ができないわけでもなく、学ぶことに励み、一流大学へ進学し、自身の望む道を進んでいく人もいれば、裕福だからと言って勉強ができるわけでもなく、学ぶことを疎かにし、望む道から外れてしまう人はごまんといるのです。
ただ確かなことは、子供自身が望む環境を与えることができないのは間違いなく親の責任です。
今後、確実に格差が広がっていく日本において教育の格差をいかに広げず、優秀な人材が育つよう進めていくかは私たちの考えるべき問題ではないでしょうか。
眞殿勝年
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