おはようございます、眞殿です。
前回、多くの日本人は「継続は力なり」という言葉を信じ、続けることこそ美徳だと思っている一方、私はいくら継続しても少しの成長もないならば続ける意味はないと考えている、、とお伝えしました。
その証拠に、続けることを得意とする日本は、100年企業や200年企業が世界中で最も多いのです。
しかし、創業年数だけでは決して測ることのできない事実があります。
実はそこに、私が「いくら継続しても少しの成長もないならば続ける意味がない」と言い切る理由があるのです。
日本における中小企業の割合は99.7%を超えています。
その中小企業のうちの9割は小規模企業です。
そして、100年企業や200年企業のほとんどがこの小規模企業なのです。
さらに、こうした超老舗企業は旅館業や和菓子、お酒、お茶など、ずっと1つの「ものづくり」をし続けている会社がほとんどです。
これをもっと掘り下げ、会社の収益で見てみると、日本では節税のために役員報酬を増やすことが認められているため、約6割の企業が赤字決算となっています。
その赤字企業の実に94%を小規模企業が占めているのです。
もちろん、赤字企業の全てが節税のため故意に赤字にしている訳はありません。
私が何を言おうとしているのか分かりましたか?
つまり、100年、200年と長く続けていても良い結果が出ているとは言えないのです。
それは言い方を変えると、途中でやめることもできず、時代と共に変わることもできず、続ける以外の選択肢を自分で作ることができなかったとも言えるのです。
それでは「継続は力なり」とは大きくかけ離れてしまっています。
むしろ、とてつもなく不毛な時間が過ぎ去っているだけです。
大切なのは、「本当に力となるものだけを続けること」です。
ただ継続すればいいわけではありません。
あなたはそれができているかどうか、、自身の毎日を見つめ直してみてください。
眞殿勝年
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