中国四川省の大雨被害、仮想通貨マイニング施設にも影響か

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大雨続く四川省

ビットコインなど仮想通貨のマイニングが盛んな中国の四川省などで大雨が続いており、一部のマイニング施設が稼働停止を余儀なくされている可能性がでてきた。

過去24時間、中国のマイニングプールを中心にハッシュレートが10~15Eh/s減少している。この原因と考えられるのが、四川省の大雨による洪水被害だ。

中国西南部の四川省では、断続的に降り続く大雨で8月11日から各地で洪水が発生、消防や警察による救助活動が行われた。省政府は7年ぶりに、4段階ある警戒レベルのうち最も緊急を要する赤色警報を発出。土砂災害などへの警戒を呼び掛けている。

被害が広がっている可能性が指摘される仮想通貨マイニングについては、豊かな水を利用した水力発電で安価に抑えられた電力をビットコイン等のPoWマイニングに用いる動きが盛んな地域で、川沿いに工場が密集する地域もあることから、洪水被害の影響が指摘されている。

出典:Thomas Heller氏のツイッター

現時点で具体的なファームからの声明は確認されていないものの、農地が冠水、交通機関、水利などのインフラストラクチャが深刻な浸水している報告から、マイニング施設への直接的な被害や、電力の供給網への影響なども警戒されている。

Molly氏も警戒する有識者の一人で、インターネットの遮断が大雨によって起こり、ハッシュレートを結果的に低下させる可能性をツイッター上で指摘している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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