仮想通貨ソラナ(SOL)が時価総額TOP20入り、高騰続く背景は

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仮想通貨SOL高騰

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)が続伸し、時価総額20位に浮上した。年初来17倍と騰勢を強めた。

<pソラナは年初から右肩上がりの上昇を続けており、3月末に20ドル(約2,200円)を突破。12日に入り3,000円台に到達している。

出典:CoinMarketCap

ソラナは、高度な取引処理速度とスケーラビリティ、そして低い手数料が特徴のレイヤー1ブロックチェーンだ。イーサリアムの代表的機能である「スマートコントラクト」にも対応しているため、dApps(分散型アプリ)の構築も可能となっており、シェアを急拡大させている仮想通貨取引所FTXのDEX(分散型取引所)「Sereum」で導入されたことでも注目を集めた。

上昇の背景

アルトコインの循環物色に加え、以下の要因が上昇の背景として挙げられる。

  • Serum上のエアドロップ
  • FTX、マイアミ・ヒートのスタジアム命名権を獲得
  • Solana上でテザー(USDT)のローンチ
  • IDOプラットフォームSolstarterの思惑

上述のSereumは、Solana上で稼働する分散型取引所であり、4月に入り、SolanaとSerumが共催したDeFiハッカソンの参加者などに2,000COPEが配布された。HOPE、ROPE、KOPE等の銘柄がSolanaブロックチェーンで立て続けにローンチされたことも、上昇を後押しした可能性がある。

そのほか、3月中旬には仮想通貨取引所FTXが米NBAチーム「マイアミ・ヒート」のアリーナの命名権獲得に成功。旧称は「American Airlines Arena」だったが、「FTX Arena」に変更する形になった。

FTXのCEOであるSam Bankman-Fried(通称、SBF)氏は、兼ねてからSolanaを高く評価しており、Serumでも活用していることからFTXによる命名権の獲得も追い風となった可能性がある。

3月11日には、Solana上でステーブルコインの代表格であるテザー(USDT)のローンチが開始された。数多くのプロジェクトがSolanaを活用し、業界シェアで頭角を現していることが相場を後押ししているようだ。

また、Solana初のIDO(イニシャル・DEX・オファリング)プラットフォーム「Solstarter」も、思惑買いと関心を集めている。Solstarterは新規プロジェクト専用の分散化ローンチパッドで、Solstarter(SOS)トークンのステーク量に応じてプールの割当量が変動するシステムとされる。

追記:4/11 19:10

SOSトークンに関する記述(IDOセール)に誤りがあり、削除対応を行いました。大変申し訳ございません。

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