15日が提出期限
テザー社が仮想通貨USDT融資に関する財務記録を提出する期限1月15日(米時間)が迫る。
現在係争中のテザー社の不正融資疑惑を巡る裁判で、ニューヨーク司法当局(NYAG)は、8.5億ドルの不正融資疑惑に関連するテザー社のUSDT準備金に関する財務書類の開示を求めている。
当初は、2020年末が期限と設定されたが、親企業iFinexが協力し書類を用意しているため、NYAGはニューヨーク裁判所に期限の延長を申請、1月15日に期限が延長された。これまで協力に応じなかったiFinexであったが、協力する姿勢を示しており、不確実性が指摘されるUSDTに関わる財務記録などの書類が提出される可能性に、業界は注目している。
テザー社のPaolo Ardoino CTOは1月10日にSNSで、NYAGへの協力についてコメント。「我々はNYAGの要請に応じて、すで250万枚に及ぶ書類を作成しており、NYAGと会話も続けている」と話し、「15日以降も、テザー社の業務は通常通りだ」と説明している。
Sorry to break this to FUD spreaders. Tether and Bitfinex produced more than 2.5M documentation pages in response to requests from NYAG. Discussions are progressing well. Business as usual after the 15th of Jan. https://t.co/VoEsRuJyyP
— Paolo Ardoino (@paoloardoino) January 10, 2021
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