米クラーケン、ビットコインの入出金にライトニングネットワーク導入へ

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ライトニングネットワーク導入へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンは16日、ビットコイン(BTC)の入出金にライトニングネットワークを導入することを発表した。

現在エンジニアを募集しており、これからライトニングネットワークに特化するチームを結成する。2021年上半期にはBTCの入出金に導入し、ネットワークの処理速度を向上させ、手数料を安くしてユーザーの利便性を高める。

ライトニングネットワークはBTCのセカンドレイヤーソーシューション。取引の一部をメインネットワークの外で行うことによってスケーラビリティを高め、高速・安価な送金の実現につなげる技術だ。

取引所ではBitfinexが昨年12月にBTCの入出金に導入することを発表。主要な仮想通貨取引所としては業界初の事例となった。

クラーケンでBTCを担当するPierre Rochard氏は、CoinPostが提携する仮想通貨メディアTheBlockに対し、BTCの普及を加速させるために、同社やエコシステムの技術向上に継続的に取り組むことがクラーケンのミッションだと説明。

価格が高騰したりするとネットワークが混雑し、手数料が高騰する問題の解決にライトニングネットワークは貢献できるため、他の取引所とも連携してこの技術を広めていきたいと述べている。

Rochard氏によれば、クラーケンはまずライトニングネットワークを出金に導入し、その後に入金をサポートする予定。その後はユーザーから意見を募り、他に何を行うか優先順位をつけるとしている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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