「1割の人しか持たない価値観」

ISM

おはようございます、眞殿です。

あなたが現在暮らす家は持ち家ですか?

それとも借家ですか?

日本では新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きを見せている一方、雇い止めや給与削減、ボーナスカットなど多くの人々が厳しい状況にあるのも事実です。

そうした中、人々の生活で最も大きな出費(固定費)である「住宅費用」を巡り、沖縄県那覇市では困窮相談が前年比の8倍にも増加し、大きな問題となっています。

国土交通省住宅局が行った調査によると、住宅ローンのある持ち家に暮らす人も借家に暮らす人も住居費に対する負担をみると、「贅沢はできないが、何とかやっていける」が最も多く、過半数を超えています。

また、「贅沢を多少がまんしている」と答えた人は22〜25%となり、全体の4人に1人は住宅費のためにを我慢を強いられていることになっており、「生活必需品を切りつめるほど苦しい」とした人も両者とも7%ほど存在します。

私は正直この調査結果を見て驚きました。

なぜなら、多くの人々にとって給与や生活費における住宅費が適正ではないからです。

事実、居住費に対する負担が「家計にあまり影響がない」と答えた人は両者平均で14%ほどです。

つまり、8〜9割の人々は家計に影響を及ぼす状況の中、日々の暮らしを送っているのです。

結婚したら持ち家を建てるという常識バイアスや、住宅ローンを組んで家を建てれば賃貸で借りるより安く済む、などという安易な考えが世間の7〜8割の人の価値観を作っていることは間違いないでしょう。

「多くの人の常識」が常に自分に当てはまる常識だと考えるのは、ただの思い込みだということを知って欲しいと思います。

眞殿勝年

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