こんにちは、眞殿です。
「老後の資金がありません」
あなたはこの言葉を聞いて何を想像しますか?
今の日本を表す言葉?
それとも、今のあなた自身を表しているでしょうか?
「老後の資金がありません」
これは垣谷美雨さんのベストセラー小説で、映画化され先日公開となった話題作です。
主人公の女性は節約をモットーに、コツコツと老後資金を必死で1200万円貯めたものの、舅が他界し、葬儀費用400万円近くを負担することになり、一気に貯金が目減りし気落ちしている中、パートの契約が更新されずクビを言い渡され愕然とする。
さらに、追い打ちをかけるように、娘の派手な結婚式で500万円もの費用が必要となり頭を抱え、それに追い討ちをかけて夫の勤務先が倒産し失業。
茫然自失の中、浪費癖のある高級志向の姑と同居することになる、、というなんとも波乱万丈な物語です。
この内容を見て、所詮映画の話でしょ、、そう思う人が多いかもしれませんが、この物語には「オレオレ詐欺、住宅ローン、息子の結婚、夫のリストラ、姑との同居」など誰もが陥る可能性が大いにある事柄が含まれています。
「明日は我が身」そう言える内容なのです。
ほとんどの人は、この物語の中で巻き起こる数々のショッキングな出来事に目が向くでしょうが、私が注目すべき点はただ一つです。
それは、、老後の資金が貯金だけで十分だと勘違いしている点です。
世間の多くの人は定年まで働き、コツコツと貯金し、退職金を合わせた資産で老後生活を送ることができると思っているでしょう。
しかし、それは大きな勘違いです。
先ほども言ったように、「明日は我が身」
予想もしない出来事や、思いもしないことによる出費が起こらない保証はありません。
それなのになぜ、ほとんどの人がそれに備えないのでしょうか?
できることは実に多くあります。
その重要性にいち早く気付きましょう。
眞殿勝年
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