おはようございます、眞殿です。
先日、小田急線の車内で乗客10人が無差別に切りつけられる事件が発生したことは、記憶に新しいのではないでしょうか。
犯人は36歳の男で、「自分の人生はクソみたい」「勝ち組の女が憎かった」などと供述しているそうです。
この容疑者の心理や犯行を理解することは全くもって不可能ですが、その背景には大学を中退し、不安定な職を転々としていた中で溜まっていった鬱憤があるようです。
というのも、日本では学校中退者の多くがフルタイムでの就業が困難な状態にあるのです。
では、日本における学校中退者はとても珍しいのかと言えばそうでもなく、内閣府の調査によると、その割合は9.3%で、約11人に1人は中退者がいるほどです。
しかし、こうした人々がフルタイム就業(正社員)している割合は12.5%と非常に低いのです。
これは例えば、アメリカ(中退者の割合11.6%に対し、その中のフルタイム就業者率39.3%)や、フランス(19.2%に対し、43.7%)と比較しても、日本が極めて低いことが明らかです。
そして、この現実を端的に表しているのが、「将来への希望がない」と答える人の多さです。
それはなんと、学校中退者では73%にも上っているのです。
学校を中退した人々が正社員として働くことが困難な日本では、7割以上の人が希望を持てなくなる現状はあまりにも酷です。
さらに、それ以上に驚くのは、学校を卒業しているにも関わらず、約半数の人が同じように「将来に希望がない」と考えているのは非常に悲しいことですね。
あなたは自身の将来に希望を持っていますか?
どのような人生を送るのか、、その希望を捨ててしまっては、より良い人生などやって来ないということを決して忘れず、日々を大切に過ごしましょう。
眞殿勝年
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