新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワークを導入する企業が増え始めた。緊急事態宣言の発表により、その数はこれから増えていくことだろう。しかし、すべての社員が一律、真面目にテレワークに臨むとは考えられない。年収1000万円、大手システム開発会社に勤務するダイスヨシハラ氏が、その呆れた勤務態度を告白する。こんな愚行、許されるはずがない。
ベッドで横になってスマートフォンをいじる男性

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真面目にテレワークする社員などいるわけがない

2月末から完全にテレワークとなった私の一日は、二日酔いによる頭痛、吐き気、尿意、足の親指の痺れのフルコースから始まります。自分でもむせるほどのアルコールとタバコのニオイが混じる溜息を吐き、寝返りを打ち、昨晩の楽しかったことを回想します。

昨日の朝も、ひどい二日酔いでした。前日の昼過ぎから自宅でYouTubeをさかなに業務用ウイスキーでハイボールを量産し、気を失うまで飲み続けました。日付を跨いだところまでは覚えています。

翌朝、意識を取り戻した私は、朦朧もうろうとしながらも社用のノートパソコンを起動させ、リモート出社しました。時刻はちょうど8時くらいでした。弊社はフレックス制のため、この時刻が出社時刻の実績になります。

それから夕方までひたすら寝て、アルコールが抜けるのを待ちました。30代も後半に差し掛かった私の体には夕方になってもだるさが残っていましたが、妻が帰宅する前に仕方なく自宅を出ました。妻とはあまり顔を合わせたくないのです。向かった先は近所のサウナ。汗を流して仮眠を1時間ほど取ると、すっかり体調は回復していました。