「私たち各々の責任感」

Essence

おはようございます、眞殿です。

世界中でコロナウイルスが蔓延する中、世界各国で厳しい措置が取られています。

日本では、先週7日に緊急事態宣言が出され、さらなる自粛要請がされています。

こうした国の対策について、国民の7割が「対応が遅い」と答えているようです。

つまり、日本国民のほとんどは政府の対応が遅いと考えているようです。

そこで、そう言っている方々に、私は一つ聞きたいことがあります。

「では、あなたはいつから正しい行動をしていましたか?」と。

日本では、1月中旬に初めて感染者が確認されました。

その後、2月上旬に初の死者が出ました。

それを受け、政府は2月20日に、高齢者や基礎疾患のある人は人混みを避け、感染防止に注意するよう、また、企業や社会全体にテレワークや時差通勤などの協力を呼びかけています。

そして、26日に全国のイベントの中止・縮小を要請し、27日には学校の休校を要請しました。

こうした動きからも分かるように、1月の時点で感染者は出ていますし、2月上旬に初の死者が出る前から、クルーズ船・ダイヤモンドプリンセスでの集団感染も起きています。

そうしたことから、政府も早い段階で、国民へ不要不急の外出を控えるように伝えていました。

連日の新聞やニュース、報道を確認していたならば、国民各々が取るべき行動は分かっていたはずです。

ですから、私は聞きたいのです。

「では、あなたはいつから正しい行動をしていましたか?」と、、、

不要不急の外出をしない、人が多く集まるとこに行かない、空気の滞るところへ行かない、至近距離で会話をしないなど、いつから実行していましたか?

外出自粛要請を守っていましたか?

私が知る限り、日本国民の多くは、4月になり感染者数が日に日に目に見えて増加することが分かるようになるまで、それを実行していなかったようにしか見えません。

国や政府を責める前に、自らやるべきことをやっていましたか?

誰かを責めることは簡単です。

特に、日本人は「誰の責任か?」という、責任追及をとかくしたがる国民性です。

誰のせいでこうなった?

誰に責任があるか?

そうしたことを暴こうとすることが大好物で、それが正義だと考えています。

しかし、それは正義でも何でもありません。

ただ槍玉に挙げる行為にしかすぎません。

コロナウイルスの問題は誰が悪いという問題ではありません。

世界中の全ての人々が苦しんでいて、皆が戦っている問題です。

「誰も悪くない時は皆が悪い」

これは、過去に教皇フランシスコが言った言葉です。

今は、まさにこの状況です。

一人一人の責任感こそ、今、最も求められているものです。

眞殿勝年

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