「自己責任を履き違えた人」

ISM

おはようございます、眞殿です。

今日から日本では、新たに8道県が緊急事態宣言の対象地域に追加され、合計21都道府県で宣言が発令される状況となりました。

これは実に、日本全国の75%もの人々に宣言が及んでおり、あなたはそれをご存知ですか?

1年前、アメリカやヨーロッパ各国での新規感染者が、連日2万人や3万人出ているとの報道を見て、誰もが日本とは比べ物にならないほど感染者が多くて怖い、、そう思ったはずです。

しかし、今や日本がその立場にあるのです。

その現実をどれほどの人が理解できているでしょうか。

昨日、日本のニュースを見ていると「あること」を口にする人がいました。

街を出歩き、深夜まで屯している人々にインタビューをすると、出て来た言葉はこうでした。

「好きでこうしているし、もしコロナになったとしても自己責任」と。

日本では新型コロナウイルスにかかったとしても自己責任だという考えが、諸外国に比べ高いと以前から言われていました。

それはある種、日本人の責任感がそうさせているのでしょう。

しかし、ここで言う「自己責任」の意味は、それとは全く異なるものです。

新型コロナに罹患すれば、ただ放置するだけで完治するわけもなく、治療や療養する上で、医療従事者や関係するとても多くの人々の助けを必要とすることは紛れもない事実です。

つまり、多くの人に迷惑をかけていることを忘れてはいけません。

「何かあっても自己責任」と簡単に口にしますが、それは「自己責任という名の無責任」でしかないことを理解するべきなのです。

自分以外の誰にも迷惑をかけないという責任を本当に負えないならば、自己責任などと口にすることはあまりにも無責任なのですから。

行動には結果が伴い、その責任は自身にあることを常に忘れず、日々の言動に注意を払うことのできる人になりましょう。

眞殿勝年

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