米フェイスブック、決済統括部門立ち上げ リブラ責任者が担当

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フェイスブックの新たな動き

米フェイスブックが新たな決済およびコマース専門部門「Facebook Financial」を立ち上げたことがわかった。仮想通貨リブラの事業担当者David Marcusが責任者を務める。

ブルームバーグの報道によると、「Facebook Financial」は社内で『F2』と呼ばれ、決済・コマース戦略の事業再編を担うことになる。

新たな部門が管理するフェイスブックの複数決済事業の1つにh、新規事業の「Facebook Pay」がある。Facebook Payは昨年11月より始まった新サービスで、当初FacebookとMessengerに導入し、傘下アプリのInstagram、WhatsAppにも順次利用を拡大する予定を発表している。

フェイスブックとしてはこういった決済システムに接続できる事業傘下のアプリの普及について、米国以外のインドとブラジルなどを次のメイン市場としており、WhatsApp等の人口大国への事業拡大を継続していくとの考えを示した。

しかし、今年の6月、WhatsAppの決済サービスはブラジルにローンチされた一週間後に、同国の中央銀行が公平な競争環境を維持することを理由にサービスを中止させるなどのトラブルも見られている。

フェイスブックの独自の仮想通貨プロジェクト「リブラ」の担当トップを務めていた中でのF2責任者の人事決定についてMarcus氏は、今後もリブラの監督は継続すると言及。決済・コマース戦略の一環としてリブラプロジェクトの指揮を取る考えを示した。5月には、フェイスブックのリブラウォレット子会社「Calibra」が「Novi Financial」にリブランディングを実施、プロジェクトとしても規制に則る形で早期の発行を目指すなど、新たなモデルへと舵を切っている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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