前澤氏Twitterの“毎日お金配り”、ビットコイン関連詐欺のターゲットに

Blockchain
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実業家の前澤友作氏が24日から毎日行っている“お金配り”。6日目(Day6)の29日に「無料でBTC(ビットコイン)とETH(イーサリアム)を配る」などと謳った偽アカウントからの投稿が確認された。

投稿では、「今日は別の抽選もやる予定です」としたコメントに、実際の前澤氏のツイートを編集した画像が貼り付けられた。海外の認証マークがついたアカウントを悪用したフィッシング詐欺を試みている可能性がある。

前澤氏の実アカウントは、947万人がフォローする日本最大のツイッターアカウントで、偽アカウントからの投稿にも複数のいいねやリツイートが付けられている。投稿から飛べるリンクは現時点で確認されていないが、今後同様のツイートが続く可能性があり、注意が必要だ。

前澤氏の偽アカウントはこれまでも多数報告が上がっているが、認証アカウントを悪用(乗っ取りか)したケースは、編集部が確認する限り見られなかった。偽アカウントのツイッターアカウントから、海外で取得した認証アカウントの名前と画像を変えて、前澤氏本人に偽装している可能性がある。

“お金配り”は、前澤氏が24日からコロナが落ち着くまでの期間、毎日お金を配るとして実施している企画だ。前澤氏は企画について、「この大変な状況の中、皆さまの毎日の生活の中に少しでもワクワクを提供できればと思います」と説明、告知された内容などはツイッターでトレンド入りするなど、多くの反響を得ている。

15日の乗っ取りとの関係性は?

ツイッターのビットコイン関連詐欺といえば、著名人のアカウントが次々にハッキングの被害を受けた7月15日(米国時間)のツイッターアカウント乗っ取り問題がある。

当時、バラク・オバマ、イーロン・マスク、カニエ・ウェスト、ビル・ゲイツ、ジョー・バイデン、アップル、Uberをはじめとする多くのアカウントが被害を受け、ビットコイン詐欺に利用された。

実行犯は12万ドル相当のビットコインを盗んで逃げ去り、特定には至っていないが、当時の状況と今回のケースには、実アカウントの乗っ取りと偽アカウントを利用した投稿という異なるポイントがあり、関連性は低いと見られる。

当時、日本語関連アカウントの被害はなく、投稿の大部分が英語で行われていた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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