仮想通貨取引所バイナンスが再び「日本語対応」 過去には金融庁から警告事例も

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バイナンスが再び「日本語対応」

仮想通貨取引所バイナンスが、再び日本語に対応していることがわかった。

新たにWebサイト上の言語選択欄で日本語の選択が可能になっていることが17日、確認された。

Binance.comの言語選択画面

バイナンスは、過去に一時的な日本語サービスの展開を行っていた海外取引所であったが、資金決済法に基づく交換業登録を行わないで日本向けに無許可で営業を行っているとして、金融庁が警告を発出。日本語サービスの展開を長い間停止していた。

日本サービス展開について

バイナンスの日本に関する動向については、TAOTAOとの提携交渉が記憶に新しい。

ことの経緯としては今年1月16日、日本居住者向けのサービス提供を段階的に終了すると発表。翌17日には、Zホールディングス株式会社傘下のZコーポレーション・TaoTaoと、世界最先端の仮想通貨取引関連技術の提供や取引所運営のサポートなどで、日本市場における戦略的提携で交渉を開始すると発表した。

バイナンス公式は当時のリリースで、日本のユーザー向けに仮想通貨取引サービス立ち上げの準備を始めるとして、「日本市場で完全な法令遵守するために金融庁と協調を行う」との声明を出している。

バイナンスとの進展については、TAOTAOの荒川 佳一郎 代表取締役が6月5日、「1/17にプレスリリースにて発表させていただいた内容以上のことは未定。お知らせできることができ次第、プレスリリース等にてご案内する」と質問箱で回答している。

今回の日本語のサービスを再開した理由について、バイナンス公式からの発表は行われていないものの、規制に則った運営方針を示す中での再開に、日本向けのサービス開始を期待する見方も強まりそうだ。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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