「Calibra」から「Novi」へ リブラ専用ウォレットがリブランディング

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リブラのウォレット名を変更

米フェイスブック社が開発を主導する仮想通貨(暗号資産)リブラについて、専用ウォレットの名称が「Calibra」から「Novi」に変わることが分かった。

「Novi」という名称はラテン語で「新しい」を意味する「novus」と、「経由」を意味する「via」という2つの単語をもとにしている。新たな送金手段として、仮想通貨の利用の流れを表現しているという。

新たな専用ウォレットとして、国際送金をシームレスかつ安全に、手数料にも透明性をもたらす仕組みを実現する。また、政府発行のIDを認証するシステムや詐欺からユーザーを保護する機能を備えるという

ウォレットをローンチする企業も「Calibra」から、フェイスブック社の子会社「Novi Financial」へと変更。Noviは1つのアプリとして独立させ、リブラと同時にローンチすることを目指す。

今回の発表では、ウォレットの名前は変わるがミッションに変更はないと説明。「世界中の人々が金融サービスを利用できるようにするという長期的な目標は変わっていない」と述べている。

リブラは今年4月、新たな計画書を公開した。単一通貨に基づく新たな設計に変更することや、より厳格に規制に準拠することを発表している。

また、運営組織のリブラ協会については、シンガポールの国有ファンド「Temasek」や、飢餓と貧困の撲滅を使命とする非営利団体「ヘイファーインターナショナル」といった新しいメンバーが明らかになっている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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