Uniswap創設者、UNIトークンの流動性マイニング再開を示唆

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UNIトークンの流動性マイニングは再開か

大手DEX(分散型取引所)UniswapのネイティブトークンUNIで、今後流動性マイニングが再開される可能性が浮上した。Uniswapの創設者Hayden Adams氏が、CoinDesk主催の大型カンファレンス「Consensus(コンセンサス)2021」に登壇した際に言及した。

流動性マイニングは、流動性提供の対価として利息のほかに「ガバナンストークン(ガバナンスへの参加権を表現するトークン)」が付与されることを指す。

UNIトークンの流動性マイニングは、昨年11月に終了して以降、トークン保有者による再開提案が投票されてきたが、現時点まで再開目処は立っていなかった。

コンセンサスに登壇したAdams氏は、インタビュー内で「再開はまもなくだと思う」とコメント。「過去数週間にUniswapのグラントプログラムによる助成金がコミュニティに可決された。この助成金は、流動性マイニングのスマートコントラクトを開発する開発者に付与される。コミュニティはすでに動き出している」と説明した。

Uniswapは昨年9月、ガバナンストークンUNIのリリースを発表するとともにUniswapユーザーにトークンのエアドロップを行った。流動性マイニングによるトークン流通を行い、トークン価値が後に高騰したことでも投資家の注目を集めた。現時点では、助成金プログラム以外に新規のUNIトークンを入手する方法はない。

新ツールも?

現在、大手仮想通貨VCのParadigm Capitalの起業家Omar Bohsali氏は、Uniswap v3版に関連するステーキングシステムなどの開発に取り掛かっている。Adams氏が話したのはBohsali氏の取り組みだ。

Adams氏が先日リプライしたSNSのメッセージによると、Bohsali氏はUniswapのグラントプログラムにサポートされ、新バージョンの流動性マイニングおよびインセンティブプログラムの構築を行っている。また、他プロジェクトによる流動性マイニングへの対応にも取り掛かっているという。

ガバナンストークンのプラットフォーム内におけるスターキングは他のプロトコルにも見られており、売り圧を軽減するメカニズムとしても利用されている。例えば、SushiSwapではSUSHIトークンをステーキングすることによって、一部の取引手数料を得ることができる。

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