決済大手Visa、ステラ(XLM)ブロックチェーン上のステーブルコインにも対応か

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ステラブロックチェーンのUSDCへ対応か

米決済大手企業Visaが、暗号資産(仮想通貨)ステラ(XLM)のブロックチェーン上で発行されるステーブルコイン「USDC」にも対応する可能性が浮上した。

3月にイーサリアム(ETH)ブロックチェーン上のUSDCに対応することを発表したVisaは今回、銀行を利用できない人々に金融サービスを提供するTalaとパートナーシップを締結。金融サービスへアクセスできない人々が仮想通貨の経済圏に参加できるようにサポートすることから、ステラ(XLM)ブロックチェーン上のUSDCを使ってサービスを計画するTalaとの提携で、Visaカードが発行される可能性が発表されている。

 

プレスリリースによると、Talaは現在メキシコやフィリピン、ケニヤ、インドの600万超のユーザーにサービスを提供しており、これまで20億ドル(約2180億円)超の送金を処理してきた。ユーザーは小規模の事業を開始・拡大したり、授業料を支払う時などにTalaのサービスを利用。Talaは過去にPayPal Venturesらの企業から2億ドル(約218億円)の資金調達をしている。

Talaは今回のパートナーシップを発表した際、Visaだけでなく、USDCの関連企業Circleと、仮想通貨ステラの開発を行うステラ開発財団(SDF)とも提携したことを発表。これから4つの組織が協業し、Talaのサービスを推進する。

今回の新たなサービスが実現すれば、Talaのデジタルウォレットのユーザーは、USDCを資産の保存、国際送金、法定通貨や他のデジタル資産との両替に利用できるようになるという。また、今後Talaのデジタルウォレットと紐づいたVisaのカードが発行できるようになれば、Visaと提携する世界の7,000万の店で、USDCの残高に基づいた決済ができるようになるとしている。

Visaの仮想通貨部門のトップCuy Sheffield氏は今回のプレスリリースで、「USDCのようなデジタル通貨は、より多くの人々や場所で決済を実現できる可能性を持っている。仮想通貨経済圏の恩恵を必要とする人々に対するサービスに参加できることを嬉しく思う」とコメントを寄せた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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