仮想通貨投資信託に需要増 ビットコインの買増しは新規発行の34%に到達

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GBTCのビットコインが大幅増加

米大手仮想通貨投資信託企業グレイスケールは19日、仮想通貨の運用資産額が過去最高となる38億ドルに到達したことを発表。昨年5月28日付けの運用資産が21億ドルだったため、約1年間で80%も増加した。

出典:Grayscale

運用資産の1位はビットコインの価格に連動する投信GBTCで、計33.68億ドルに相当。GBTCの資産額は全体の88%以上を占めているものの、アルトコイン投資信託の割合も増加し、1年前の95%から低下した。

それに次ぐのは2位のイーサリアムの投信と3位のイーサリアム・クラシックの投信だ。運用資産の割合が最も少ないのは、ステラ(XLM)の投信で、昨年の50万ドルから40万ドル規模に縮小した。

BTC買い増し

GBTCの運用資産が増加した理由は2つあげられる。1つはビットコインの価格で、ビットコインの一年前の価格は7500ドル台だったが、現在の価格は9500ドル台で約27%高になっている。

もう1つの要因は、GBTCを裏付けする現物ビットコインの買い入れが増加していることだ。データによると、グレースケールは2月7日〜5月17日の間、計60,762BTCを買い増ししていた。よってGBTCのシェアも増えることになった。(1シェア=0.00096191BTC)

現在GBTCに置かれるビットコインの総数は343,954で、100日前の283,192から約21%も増加。60,762BTCは過去3ヶ月間新規採掘されたすべてのビットコインの約34%に相当する数だ。半減期後ビットコインのさらなる希少価値を見据えて、ビットコインを買い続けることは機関投資家・大口投資家からの需要が反映していると意味する。

参考:news.bitcoin.com

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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