コインチェックとは
国内大手取引所「コインチェック」は、2012年に創業して仮想通貨業界をけん引してきた老舗で、金融庁に認可された仮想通貨交換業者です。2018年に、東証一部上場企業であるマネックスグループの傘下に入りました。
投資家向け3つのポイント
仮想通貨初心者や投資家が抑えておきたい、3つのポイントを紹介します。
1. 使いやすさと安心感
コインチェックのUI/UXはライトユーザー向けに作られており、国内取引所のなかでも、販売所のデザインやアプリの使いやすさで知られ、初心者にオススメしやすい取引所です。
専用のスマホアプリの見やすさには定評があり、特にウィジェット機能の騰落率は多くのトレーダーが重宝しているのではないでしょうか。
販売所では、ローソク足の見方や板取引のやり方がわからない初心者でも、手軽に仮想通貨を売買可能です。スプレッドの開きがあるものの、簡単売買の使いやすさは世界中の取引所と比較しても、大きく抜きん出ていると言えるでしょう。
また、コインチェックは、2018年1月に発生した仮想通貨ネムの不正流出事件を受け、東証一部上場企業であるマネックスグループの傘下に入りました。このため、国内有数の資本力と金融ノウハウを持つマネックスグループの安心感があります。
2. 取り扱い銘柄数が国内最多
コインチェックは国内の取引所の中でもとりわけ新しい銘柄、アルトコインの上場に積極的です。XLMやIOSTなどを国内で最初に取り扱ったほか、取り扱い銘柄数も14種類と国内最多であり、今後もこの方針はつづくでしょう。
仮想通貨の取引を行うにあたって発生する手数料を「取引手数料」と呼びます。コインチェックではビットコイン取引所の取引手数料が無料です。指値注文で頻繁に取引を行うトレーダーにはありがたい仕様です。
また、コインチェックは新しい銘柄だけでなく、新しい資産に対しても意欲的な姿勢を見せています。ブロックチェーンゲームなど様々な業界で導入が進むNFT(non-fungible token)に関して、コインチェックは取引するためのマーケットプレイスを開設すると発表しています。
3. 初心者向けのサービスも充実
例えば、『CoinCheckつみたて』サービスでは、「仮想通貨保有したいが、忙しくて手が回らない…」「取引所の板取引はよくわからない」そのようなニーズに答えるため、コインチェックでは、仮想通貨のつみたてプランを導入しています。
積み立て投資は「ドル・コスト平均法」とも呼ばれ、ビットコインのように価格変動の大きな金融商品について、一定金額かつタイミングを分散して定期的に買い続けることで、安定して資産を増やすのに向いていることから、長期的な資産形成に向いているというメリットがあります。一方で、市場高騰時などは買値と売値のスプレッドが大きく開くため、注意が必要です。
コインチェックでは、月1万円~10万円の積み立てが可能で、1,000円単位で金額を選ぶことができます。
また、19年9月に始まった『CoinCheckアンケート』サービスでは、提携するマクロミル社のモニタサイトからアンケートに答えてポイントを貯めることで、仮想通貨と交換することができます。19年4月には、グループ会社マネックス証券の運営する「マネックスポイント」との連携を実施しており、反響を呼んでいます。
ほかにも、『Coincheckガス』や『Coincheckでんき』など、生活インフラと直結したサービスもあるので、役立つものはないかチェックしておきましょう。コインチェックでは、ほかにも最大年率5%の貸仮想通貨(レンディング)サービスがあり、資産運用の面でもサービスが充実しているといえるでしょう。
コインチェックサービス概要
コインチェックでは、取引所と販売所という2つの機能を備えています。
取引所とは、買い手と売り手が直接板取引を行えるもので、手数料が安い代わりに最低限のトレード知識と手間がかかります。
販売所とは、取引所が仮想通貨をユーザーに販売するサービス。簡単かつ即座に購入可能な代わりに、購入価格と売却価格の差(スプレッド)が存在するため、割高です。
取り扱い銘柄(2021年1月時点)
取引所
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- ビットコイン(BTC)
販売所
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- XRP(リップル)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- モナコイン(MONA)
- ステラ(XLM)
- リスク(LSK)
- ファクトム(FCT)
- クオンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- アイオーエスティー(IOST)
- エンジンコイン(ENJ)21年1月26日〜
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