Swell2020閉幕へ、リップル社の考える「流動性」需要

Blockchain
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デジタルアセット利用・流動性提供

リップル社が開催する「Swell2020」にて「決済におけるブロックチェーン:採用から成長軌道へ」というセッションに、リップル社グローバルセールズ戦略VP(バイズプレジデント)James Wallis氏と、コンサル企業Celent上席アナリストAlenka Grealishが登壇。主に、デジタルアセットのビジネス利用や、リップル社の新サービス「Line of Credit」などについて意見を交わした。

ビジネス利用

ビジネスにおけるデジタルアセットのユースケースについて、リップル社のWallis氏は素晴らしい例がたくさんあると述べた上で、リップル社のODL(On-Demand Liquidity)が実際に価値を提供している点や米Square社が先日53億円相当のビットコインを購入した事などを挙げ、今後も様々な実用的な活用事例が出てくると期待感を示した。

また、リップル社とCelent社が2018年から毎年発表している「Blockchain in Payments」と題されたレポートの調査結果によると、デジタルアセットに対する認知度も変化していることが判明。調査対象の854社の内、ブロックチェーン技術を導入していない約80%の企業が国際送金の分野におけるデジタルアセットの活用に興味を示していることが判明した。

Line of Credit

さらに、リップル社が新たに発表したばかりの新サービス「Line of Credit」についてWallis氏は以下のように発言。

リップル社はデジタルアセットを活用してプレファンディング(先払い)の課題を解決している唯一の企業だ。

従来はプレファンディング(先払い)だったシステムがポストファンディング(信用供与)が可能となったもので、Wallis氏は「革新的」と評した。

Swell閉幕

2020年のSwellカンファレンスは幕を閉じた。今年の主要コンテンツはリップル社に関する発表のほか、世界で注目されるデジタル通貨(CBDC)や、リップル社も力を入れている金融包摂、そして、グローバルの仮想通貨・デジタルアセットの規制などのトレンドトピックも登壇した専門家や業界人に語られらた。

閉会の挨拶

Swellの閉会に際し、リップル社のマーケティングVPを務めるGap Kim氏は閉会の挨拶を行なった。

みなさま、今回のカンファレンスへの参加にお時間を割いていただき、本当にありがとうございます。みなさまにとって、カンファレンスの内容が有用で、楽しいものになったことを望んでいます。

来年のこの時期にどうなっているのか誰にもわかりませんが、一緒に祝杯を上げられるよう。みなさまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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