リップル社への新たな訴え
リップル社の投資ラウンドに当たるシリーズCで出資を行なった企業Tetragonが、リップル社を提訴していることがわかった。ブルームバーグが報じた。
報道によると、XRPの有価証券問題を巡り、米SECがリップル社を提訴したことを受け、Tetragon社がリップル社を訴えている。訴訟の内容によると、同社はデラウェア州の「Court of Chancery」裁判所に、シリーズCの契約権利のもとでリップル社が優先株を償還するよう求めている。
シリーズCの契約で、「XRPが有価証券と判断された場合、優先株の償還を要求する権利を行使できる」との規定がその理由にあるとしている。
Tetragonは、2019年に実施されたシリーズCの200億円出資のリード投資家だった。今回の訴訟で、リップル社が優先株を償還するまで、現金およびその他の流動資産を利用することを一時的に禁止すること、および即決裁判手続を申し出た。
リップル社の声明
Tetragon社の提訴を受け、リップル社は声明を発表。訴訟の事実関係が一方的に主張されているものと指摘している。
シリーズCの契約では、仮にXRPが有価証券と判断された場合、優先株の償還を要求する権利を行使できると規定しているが、現時点では明確に判断されたわけではない。Tetragon社の主張は不当である。
ーリップル社声明
Our statement regarding Tetragon’s filing: https://t.co/eHrq2v89WO
— Ripple (@Ripple) January 5, 2021
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