FXcoin、Sparkトークンを取り扱わない方針
仮想通貨取引所を運営するFXcoin株式会社は1日、仮想通貨XRP(リップル)の保有者に付与される予定の「Sparkトークン」を取り扱わない方針を伝えた。
交換業者としてSPARKトークンを取り扱う見通しが不透明であるとしたほか、取り扱うことができなかった場合、Flare社からエアドロップ(トークン付与)が行われない可能性があることなどを理由に挙げた。
国内では、「取り扱い申請 = 上場申請」という背景があり、付与された仮想通貨を配布するには、申請後に金融庁のホワイトリストに追加必要があるなども、国内登録交換業者のハードルとなっている。
日本のSpark取り扱いについては、GMOコインがオプトイン実施や取扱不可となった場合に相当額の金銭を交付する可能性を示唆するなど、国内の暗号資産取引所で初めて前向きな対応方針を発表しているほか、国内の仮想通貨(暗号資産)事業者12社(オブザーバー1社)が、Flare Networks側との協議を行なうなど、事業者間の協力体制で取扱い方針を定める意向を示している。
暗号資産(仮想通貨)XRP保有者に対し、付与(エアドロップ)されるネイティブトークンSparkの量は、2020年12月12日のスナップショットを元に算出される予定。
Sparkトークンの受け取る資格を持つユーザーには、保有するXRPトークンの15%に相当するSparkトークンが先に付与され、残りの85%のSparkトークンは最低25ヶ月、最大34ヶ月の期間にかけて順次分配される計画となっている。
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