Uniswapの流動性マイニング動向
大手DEX(分散型取引所)Uniswapの独自トークン「UNI」の流動性マイニングプログラムについて、第2弾のコミュニティ提案における第1回投票が可決されたことがわかった。次の手続きに進む。
第2弾における第1回投票は、97%の賛成多数で可決した。
大き反響を呼んだUNIトークンの第1弾流動性マイニングは17日に終了し、ETH/USDT、ETH/USDC、ETH/DAI、ETH/WBTCの流動性プールに寄与したユーザーへの「トークン付与インセンティブ」もなくなっていた。
第1回投票は、コミュニティの温度感を確かめるためのもの。次に、コンセンサスを取る第2回投票が11月20日〜25日に行われ、これが可決すれば、第2弾のUNIトークン分配総数(計1,000万トークン)や流動性プールの取り決めに関する最終投票へと進むことになる。
三段階の投票で「新提案」が承認されれば、20年12月4日〜21年2月1日にかけて、晴れて第2弾「流動性マイニング」が開始される見込みだ。
参考:提案書
Uniswapの資産数推移
Uniswapの流動性マイニング終了に伴い、流動性プールに預けられた資産総額(TVL)が激減している。
DeFiPulseのデータによると、Uniswapは17日以来50%以上の資産総額が出金され、一方でSushiSwapは約160%増加した。SushiSwapはSushiトークンの流動性マイニングを提供しているため、投機マネーを中心に流れ込んだものとみられる。
Uniswap
SushiSwap
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用