Lisk、コミュニティヒーローに「Lisk Japan」を選出──2020年9月マンスリーレポート【公式寄稿】

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2020年9月における実績

毎月末に、Liskのトップニュース、更新、および成果をまとめて報告します。この記事では、9月の活動内容を紹介いたします。

9月の二大ニュース

月間コミュニティヒーローにLisk Japanが選出

Lisk Japan(Lisk.chatユーザーネーム:@LISKer)が、今月のコミュニティヒーローに選出されました。マーケティング資料、lisk.ioの「What is Lisk」ページ、およびLisk Magazine記事の翻訳を含む、オンラインおよびオフライン両方での日本コミュニティへの貢献が高く評価されました。

Lisk Centerをベルリンに開設

東京、ユトレヒトに続き、3つ目のLisk Centerがベルリンにオープンしました。Lisk Centerとは、Liskコミュニティ専用スペースであり、開発者、ブロックチェーン愛好家、およびイノベーターが集まり、アイディアを共有し、ブロックチェーンアプリケーションを構築することでLiskエコシステムに貢献することを目的として、創設されました。

ベルリンでのLisk Center開設を記念して、11月20日に最初のLiskコミュニティイベントが開催されます。このイベントでは、Lisk Centerが紹介されるだけではなく、その他の最新アップデートについても触れる予定です。

技術的アップデート

開発進捗

9月に入り、Lisk SDK 5.0.0のエピック(開発テーマ)が一つ完了しました。これにより開発者は、SDKの一部であるLisk Commanderを他のネットワークでも利用できるようになりました。このエピックが完了したことにより、Lisk SDK 5.0.0のリリース目標は全て実装が完了し、次の段階であるQA(品質保証)テストに入ります。このエピックの詳細は、GitHubをご覧ください。

Lisk Serviceのオープンソース化

Lisk Serviceとは、Liskエコシステムの新しいプロダクトであり、ブロックチェーンデータとUIの間にあるAPIとして機能しています。ブロックチェーン開発者は、独自のLisk Serviceインスタンスを設定し、簡単に自身のUIにブロックチェーンデータを取り込むことができます。詳細についてはこちら、およびLisk Serviceに関するAMAをまとめた記事をご覧ください。

リサーチフォーラムに新規LIP

Liskの開発代表、遠田秀説氏が、LiskリサーチフォーラムにLIP(Lisk Improvment Proposal/Lisk改善提案)を提出しました。新規LIPでは、トランザクションにおけるtypeプロパティを、moduleIDおよびassetIDに置き換えることが提案されました。

Lisk Treeの導入

Liskプロトコル内でトランザクションデータを集約しているハッシュ木(マークルツリー)のライブラリであるLisk Treeが導入されました。こちらのブログ記事にて、取引データのサマリであるマークル根やproof of inclusionなどのハッシュ木についての概要、ハッシュ木がどのようにLiskで実装されているか、およびハッシュ木によりLiskプロトコルがどのように改善されるかについて、学ぶことができます。

コミュニティ関連

Liskビルダーズプログラムへの新規参加者

Liskビルダーズプログラム新規参加者として、2つのプロジェクトが今月選出されました。

一つ目は、AlinBによるLiskvoiceと呼ばれるプロジェクトです。Liskvoiceの目的は、IPFSを利用してデータを保存し、プライバシーが保護されているメッセージアプリを提供することです。

二つ目は、Kasraによるプロジェクトです。このプロジェクトは、アルゴリズム的メカニズムを利用して需給を管理し、分散的に担保された準備金に裏付けられたステーブルコインを作成することを目的とした、proof of conceptに基づくブロックチェーンアプリケーションです。Kasraは、Rastak Media Sepehrでのインターンの一環として、このプロジェクトに取り組んでいます。

詳細:Liskビルダーズプログラム

その他の重要ニュース

Lisk Crowdプロジェクトの構築

Lisk Crowdとは、Proof of Conceptに基づいたブロックチェーンアプリケーションであり、クラウドファンディングのプラットフォームです。Lisk Crowdでは、投資家は自身の寄付金に対して、より優れた管理権を持つことができます。

クラウドファンディングの仕組みを利用することで、スタートアップ企業は商品開発に必要な資金を調達できます。資金調達担当者は、投資家が投票でプロジェクトをキャンセルできる期間を設定できます。また、プロジェクトのクラウドファンディングを開始する際に、各ピリオド毎に必要な投資金額、およびプロジェクト成功に必要なピリオド数を明示しなければいけません。

CV VCのTop50レポートに選出

Liskは、投資会社CV VCの2020年上半期トップ50に再び選出されました。このリストでは、スタートアップ、企業および政府組織から構成される、多様なブロックチェーンおよび仮想通貨エコシステムに焦点を当てています。レポートの詳細は、CV VCのウェブサイトからご覧になれます。

詳細情報

Lisk財団公式サイト

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