来週の注目ファンダ
来週の注目ファンダとビットコイン(BTC)のハッシュレート推移、難易度調整予想、クリプト指標について解説します。
DASHアップデート
2020年09月08日(頃)
2020年08月25日から2020年09月08日までの期間、Dash Core Group(DCG)は、DASHプラットフォームのアップデートに伴い、ドキュメントのタイムスタンプ機能、コード品質の向上のためのDAPIクライアントの改善、テストの簡易化、配布パッケージの改善が行われます。
また、Dashプラットフォームは年末までにDashのテストネットへ統合され、それまでにさらに4つのリリースを予定しています。
MONA半減期
2020年09月08日(頃)
2020年09月08日21時前後(2,102,400ブロック)の半減期に伴い、ブロック報酬は25MONAから12.5MONAへ半減します。
モナコインとは、日本の巨大掲示板サイト2ちゃんねるのソフトウェア板で、Mr.Watanabeによって開発されている日本初の仮想通貨です。 国内外で取引が行われているものの、取引高の約90%は国内仮想通貨取引所bitbankにて行われています。
BTCハッシュレート
先週のBTCハッシュレートの最低値は23日の119.3TH/s(前週比98.0%)、最高値は29日の123.6TH/s(前週比95.8%)でした。
一方でBTC価格の最低値は28日の約118万円(前週比96.7%)、最高値は24日の約125万円(前週比96.1%)でした。
いずれにしても、ハッシュレートは過去最高値である129.03TH/s近くで推移しています。
BTC難易度調整
前回の難易度調整は、2020年08月24日17:30(645,120ブロック)に行われ、変動率は+3.60%となりました。
具体的な数字として、難易度は17.56 T(前回比103.5%)、平均ハッシュレートは125.59 EH/s(前回比103.5%)で共に過去最高値を更新する結果となりました。また、難易度調整の基準になる平均ブロック生成時間は09分40秒(前回09分57秒)となっています。
次回の難易度調整は、2020年09月08日に行われる予定です。
仮想通貨・ブロックチェーン求人指数|寄稿:仮想NISHI
(以下は、仮想通貨TAOTAOのクリプトアナリスト「仮想NISHI」寄稿記事)
ECB政策決定会合(10日)
ユーロ圏における金融の最高意思決定機関による政策発表日。
一般的に法定通貨には、中央銀行が存在し、資金供給量・物価をコントロールしようとしています。昨今、主要国中央銀行はコロナ渦による景気低迷に対抗すべく、金融緩和政策(政策金利の低下、市中に大量に資金を供給する政策等)を採用し景気浮揚策を行っています。
政策決定会合の発表内容次第では、金融商品全般の価格が大きく動くことがあります。
一方、ビットコインは、通貨自体に金利はなく、発行上限があらかじめプログログラムで決められており、新規発行量も半減期のタイミングで減少していく設計となっています。
『政策金利を下げ、通貨供給量を増やそうとする法定通貨』と、『金利自体がなく、発行量上限・新規供給量が事前に決まっているビットコイン』は、対極的という見方もでき対比させられやすい存在です。
なお、今月は主要国の政策決定会合の予定が過密であり、16日に米中銀(FRB)、17日にも日銀が政策を発表する予定です。
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