BTC市場情報とTAOTAOアナリスト解説
来週の注目ファンダとビットコイン(BTC)のハッシュレート推移、難易度調整予想について解説する。
Stellar Protocol 15へのアップグレードに関するお知らせ
2020年11月23日頃
2020年9月29日、Stellar Protocol 14のテストネットにてトランザクションのapply時にバリデータがクラッシュする可能性のあるバグが発見された。それに伴い、Stellar Protocol 14へのアップグレードはスキップとなり、2020年11月23日にStellar Protocol 15へのアップグレードが行われる。
Huobi Tokenの焼却状況に関するお知らせ
2020年11月15日
2020年01月よりHTの焼却サイクルは「四半期毎」から「月毎」に変更された。
2020年11月15日に行われた焼却枚数及び金額は、2,969,838 HT(約11.3億円)であることが発表されている。
BCHの定期アップデートに伴うハードフォーク完了
2020年11月15日
ビットコインキャッシュのプロトコルアップグレードの一環として実施されたハードフォークは15日に完了。ハードフォークに伴い、開発者報酬を巡る対立を背景にBitcoinCashNode(BCHN)とBitcoinCashABC(BCHA)が誕生した。
国内の仮想通貨取引所は、ハードフォークによる影響を鑑みて取引や入出金を停止していたが、その後の対応として、取引再開に関するアナウンスを確認することができる。しかし、新たに誕生したBCHAはついては、低いハッシュレートからブロック生成が進まず、取引所としての取扱いが進まない可能性も指摘されている。
BTCハッシュレート推移とチャート
2020年11月08日~2020年11月14日
先週のBTCハッシュレートの最低値は11月09日の119.8TH/s(前週比112.3%)、最高値は11月10日の128.3TH/s(前週比107.1%)であった。
一方でBTC価格の最低値は11月10日の約155万円(前週比111.5%)、最高値は11月13日の約170万円(前週比103.6%)であった。
ハッシュレートは再び大きく上昇した後、横ばいで推移している一方、BTC価格は170万円台まで高騰をみせた。
BTC難易度調整
2020年11月17日02:01
前回の難易度調整は、2020年11月17日02:01(657,216ブロック)に行われ、変動率は4.82%となった。
具体的な数字として、難易度は17.60 T(前回比104.8%)、平均ハッシュレートは125.96 EH/s(前回比104.8%)となっており、数値は再び回復をみせた。ハッシュレートは、7月以降基本的には徐々に上昇をみせており高水準を維持している。
また、難易度調整の基準になる平均ブロック生成時間は9分32秒(前回11分55秒)となった。
次回の難易度調整は、2020年11月30日に行われる予定である。
クリプト指標解説|寄稿:仮想NISHI
財務大臣会合・G20サミット(11月21~22日)
「財務大臣会合・G20サミット」とは、先進国に新興国を加えた主要20か国の国財務大臣・中央銀行総裁による会議。過去には、仮想通貨についての議論も度々行われ、今年は中銀発行のデジタル通貨(CBDC)についても本格的に議論される。
また、中国が準備を進めているデジタル人民元や、フェイスブックが主導する仮想通貨Libraを念頭に、マネーロンダリング対策など課題も整理した。
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