「単一民族国家の恐ろしさ」

ISM

おはようございます、眞殿です。

現在、世界的にDVや虐待の被害が急増しているようで、とても悲しいですね。

日本では、心ない差別が至るところで起きているようで、非常に残念です。


医療従事者やその家族、感染者やその家族などに差別が起きていて、職場や学校に来ないよう言われたり、家の外壁に落書きをされたり、石を投げ込まれたりなど、聞くにも耐え難いことが起きています。

どうして、そのような考えになるのでしょうか?

なぜ、そのような行動ができるのでしょうか?

こんな虚しいことはありません。



東京都はコロナ対策条例を制定し、感染者への不当な差別防止に力を入れていく、といっていますが、いくらそのような規定を設けたところで、差別を抑制する大きな力にはなり難いと私は思います。


抑制することよりも、差別を持たない考えを作っていくことの方が重要です。

日本は、はっきり言って差別的思考がとても強い国です。


それは、日本が単一民族国家だからです。

厳密にいうと、単一民族国家は世界に存在していません。

しかし、同一民族の割合が全人口の大多数(約95%以上)を占める国家でいうならば、日本はそれに当てはまっています。

ですから、単一民族国家といえるのです。


こうした国では、多民族国家とは異なり、様々な人種や異文化、価値観などに対する許容範囲がとても狭いのです。

だから、差別意識が強くなるのです。

例えば、「日本人」というとどのような人を思い浮かべますか?


ほとんどの人は、日本人は日本語を話して、黄色人種だから肌の色はそこそこ白い、黒髪で、瞳の色は濃い茶色(多くの日本人は『黒目』と言いますが、黒い瞳の色は存在しません)と言うでしょう。

これこそ、偏見です。


国籍法では、日本国籍を所有する者は、日本国民であるとされています。

つまり、日本国籍であれば日本人なのです。


では、母親が白人で、父親が日本国籍を持つ日本人の間に生まれた子供が、見た目は肌がとても白く、金髪、そして瞳の色がとても明るい色だとしたら、それは日本人ではないのでしょうか?

生まれも育ちも日本で、日本語を話すものの見た目が黒人ならば、日本人とは言わないのでしょうか?

日本国籍ならば日本人なのではないでしょうか。

多くの人は、外国人のような顔立ちや見た目の日本人を見ても、「日本人じゃないみたい」と言います。

その「日本人」の定義そのものが、ただの固定観念なのです。

例えば、日本中の校則や、会社規定にあるような定義、

「髪は黒でなければならない」

それこそ、単一民族国家である日本の差別なのです。


こうした固定観念を捨て、様々な人種や異文化、価値観などを受け入れることから差別意識を無くしていくことが必要ではないでしょうか。

差別から生まれるプラスのものなど一つもない、、そのことを一人でも多くの人に認識して欲しいと願います。

眞殿勝年

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コメント

  1. 桐山佐代子 says:

    こんにちは、子供の頃いとこが日本人とアメリカ人のハーフでまだまだ国際結婚の肩身が狭い時代でしたからあいのこ?って呼ばれて声を出して子供は
    言ってました。見た目が違うだけで平気でキズをつけるんですねー!私はまったく気にもせずに一緒に遊んでましたがね!!違っていて当たり前なのに
    一緒にしたがる小さい人があまりにも
    多すぎますね?いまフッ!と子供の頃を思い出しました。ハハハッ🌷🌺🌹

    • madono madono says:

      そうですね、一緒の枠にはめたがる日本人は残酷とも言えます。
      人それぞれの個性があって良い!と言えるような日本になって欲しいですね。

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