「会社員に広がる格差」

ISM

おはようございます、眞殿です。

あなたの仕事は何ですか?

また、なぜその職業を選んだのですか?

こう聞かれて、どれほどの人がその問いに対し明確に答えることができるでしょうか。

世の中には実に様々な職業があります。

昔から変わらないものや、時代の変化と共に成長してきたビジネス、現代だからこそ成立するものなど、膨大な種類があるでしょう。

そして、その職業によって収入も様々です。

国税庁の調査によると、現在の会社員の平均給与は433万1,000円です。

しかし、これはあくまでも平均値であり、会社の規模や男女、年齢などによって大きな違いがあります。

事実、この調査のでいう会社員とは、平均年齢46.8歳、平均勤続年数12.4年、そして男女の合計であり、その平均給与が433万1,000円となっています。

ですので、男女別にみると、男性会社員(平均年齢46.8歳、平均勤続年数13.9年)の平均給与は532万2,000円、女性会社員(平均年齢46.7歳、平均勤続年数10.1年)の平均給与は292万6,000円と大きくかけ離れています。

また、企業規模別にみていくと、事業所の従業員が10人以下の企業では平均給与が400万円を切る一方、
従業員100人以上の企業では430万9,000円、
従業員500人以上の企業では464万7,000円、
従業員1,000人以上の企業では496万5,000円、
従業員5,000人以上の企業では508万7,000円と、企業規模が大きくなると給与も増える傾向にあります。

さらに、業種別に平均給与をみていくと、最も平均給与の高い「電気・ガス・熱供給」と、最も平均給与の低い「宿泊業、飲食サービス業」の給与差は460万円以上もあり、生涯給与に換算すると、単純計算で2億円もの格差になるのです。

冒頭で触れたように、明確に「この職業に就きたい」「この業種がいい」などと決めて就職したのなら構いませんが、特に考えず「何となく」で仕事を決めた人は、その時点で大きな格差が生じていることに気付くべきです。

あなたの仕事選びに後悔がないよう、スキルやあなたにしかできないことを見つめ直してみてください。

眞殿勝年

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