「分断される世界」

おはようございます、眞殿です。

日本では新型コロナウイルスの感染者が急激に減少し、多くの人々がコロナ禍前の日常を取り戻しつつあると感じてきているのではないでしょうか。

ワクチン接種が進み、街に人が戻り、賑わいが戻り、誰もが望んでいた「早く元の生活に戻りたい」という願いが叶う時が来た、、そう思う人が多いはずです。

新規感染者が減り、経済が循環し始めることは良いことでしょう。

しかし、本当に新型コロナの存在すら知らなかった頃の生活に戻ることが正しいと思いますか？

答えは、、、「No」です。

私たちは新型コロナウイルスによってもたらされた様々な変化を忘れてはならないのです。

日本は欧米に比べると感染者や死者数が少なかったものの、高齢者ほど重症化や死亡率の高い病気のパンデミックは、世界一超高齢化社会の日本にとって大きな脅威となりました。

また、自動化やAI化などのテクノロジーの進化、テレワークやWFHなどデジタル化の発展において先進国でも稀に見る遅れを取っていることも明らかになりました。

ということは、このまま感染者数が減少したからといって、新型コロナ流行以前のように会社へ出勤し、業務作業や会議を行い、ずるずると残業をして生産性を下げるような行為は仕事とは言えず、デジタル化やテクノロジーの進化に逆らった社会は「後退」を示すのです。

新型コロナがパンデミックを引き起こした時から、私はずっと一貫して言っていますが、収束したからといって以前の生活には戻れないのです。

この世界中の国と人を巻き込んだ病によって、今後私たちの暮らすこの世界はさらに分断されていくでしょう。

先進国とそうでない国の差はもちろん、地域の差や人と人との差など、変化を受け入れそれに対応でき、進化できるものとそうでないものの差はますます広がっていくのです。

今後、あなたがその差のどちら側に分類されるのか、、、それは全てあなたが決めることになのです。

眞殿勝年

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