米ナスダック上場企業Riot、8千台のビットコイン採掘機器を新規購入

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Riot、S19の購入増加

米国のナスダックに上場するRiot Blockchainがビットコインなどを対象とした採掘機器S19 Proマシン(Bitmain製)を新たに8000台購入すると発表した。

公式発表によると、新規購入する8000台のマシンの合計購入価格は1770万ドル。2021年1月から4月にかけて、毎月2000台の導入を予定している。新規マシンの導入で同社が運用しているマシンは、計15,040台となり、ビットコインネットワークにおけるハッシュレートは1.45 EH/sまで拡大する見込みだ。電気消費量は、47 megawattsの水準になるとしている。

現在ビットコインのハッシュレートは価格の上昇とともに過去最高値を更新し、大手マイニング企業間の競争はより激化している。

出典:blockchain.com

ライバル企業である同じナスダックの上場企業Marathon Patent Groupも先日Bitmainと長期購入契約を結んだ。計1万500台のS19 Proを購入する契約で、すべての新マシンが配備されれば、計13,520台の最新マシンが稼働することになり、1.55EH/sのハッシュレートを出力すると試算されている。

出荷の先行き

RiotとMarathonなどの大手業者からの追加注文で生産が追われているBitmainで、経営者トップ二人の間で内部紛争が起きており、すでに一部の配送の遅延が発生している。

先日の報道によると、6〜7月に納品する予定だったマシンは3ヶ月延期され9〜10月に配送予定となり、Marathonもこの影響を受けているようだ。以前Marathonが購入した分のS19 Proでは、9月に500台、11月に500台、合計1000台を順次発送される予定だとしている。

また、MarathonはBitmain以外、BitmainのライバルメーカーMicroBTからも700台の最新マシンを購入する契約を締結しており、Bitmainの遅延状況から鑑みると、MicroBTが先に稼働を開始する可能性がある。

BitmainとMicroBTの採掘マシンについては、仮想通貨デリバティブ取引所大手のBitMEXが最新の研究レポートで、Bitmainの「Antminer S19 Pro」とMicroBTの最新型「Whatsminer M30S+」の二台を用いて、様々な角度から行なったパフォーマンスの比較検証結果を公表している。

レポートでは、2社のマシンやメリット・デメリットの結論も述べているため、興味がある方は是非確認して欲しい。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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