DeFi銘柄の取引所まとめ
仮想通貨市場を取り巻く「DeFiブーム」を受け、多くの仮想通貨取引所は相次いでDeFi銘柄の新規上場を行なっている。CoinPostの連携メディアThe Blockが、各取引所のDeFi銘柄の取扱い状況を調査した。
データによると、Tier1(最も流動性の高いランク)の取引所の中、バイナンスが最も数の多いDeFi銘柄を取り扱っている取引所で、計13銘柄を提供している。リストには、COMPやMKRだけでなく、SNXやLEND、BAL、YFIなどのミドルキャップ銘柄も含まれる。
次に多いのがFTX(Tier1部類)で6銘柄。次点がコインベースとBitfinexの4銘柄が続いた。Tier1のNY州ビットライセンスを持つ取引所では、CoinbaseのみがDeFi銘柄を提供しており、MKR、KNC、COMP、0xが上場している。
Tier2の取引所では、Poloniexが一位で、計11銘柄。一方、Tier3(小規模)に属する取引所はほぼすべてのDeFi銘柄を取り扱うなど、取扱銘柄の種類で勝負していることがわかった。The Blockのリサーチ責任者Larry Cermak氏はこの傾向について、Tier3の取引所は、新規上場をいち早く行なっているが、多くの出来高が信用できず、実際の流動性も低い傾向にあると指摘している。
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