米仮想通貨(暗号資産)投資企業Morgan Creek Digitalの共同設立者アンソニー・ ポンプリアーノ(以下、Pomp)が、ビットコイン(BTC)はゴールド(金)よりも市場を拡大させ、価格が長期的には40万ドル(約4200万円)を超えると予想した。
BTCの強気派として知られるPompは、BTCは従来から安全資産と目されるゴールドのデジタル版だと主張。新型コロナウイルス感染拡大の経済への影響や、景気刺激策によるインフレへの懸念が高まる中、アナログなゴールドに代わり、デジタルゴールドであるBTCが市場を拡大すると語った。デジタルには市場を拡大する様々な強みがあると述べ、ゴールドよりも大きな市場へ成長するとしている。
Pompは4日、インタビューに応じ、BTCの価格は40万ドルか45万ドル(約4750万円)に達し、時価総額が8兆ドル(約845兆円)まで上昇する余地はあると予想した。世界で流通する金の時価総額にも達する可能性があるとの予想がその根拠だ。一方で、その価格に達するには50年かかる可能性もあるとして、長期的な見方の必要性を論じている。
またBTCの2021年の価格については、以前と変わらず10万ドル(約1055万円)に達すると発言。本記事執筆時点のBTCの価格は約122万円で、時価総額は約22兆円である。
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