ポルトガルの中央銀行、初の仮想通貨ライセンスを許可

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ポルトガル、仮想通貨ライセンス認可

欧州ポルトガルの中央銀行(Banco de Portugal)が暗号資産(仮想通貨)取引所を仮想通貨サービスプロバイダー(VASP)として認可したことがわかった。ポルトガル銀行からVASPライセンスを認めたのは今回が初の事例となる。

VASPとしてライセンスを受け取ったのは仮想通貨取引所のCriptolojaとMind the Coin。ポルトガルでは4月下旬、VASPの登録を義務付ける法案が新たに施行しており、仮想通貨サービスプロバイダーとしての登録が初めて実現した。

VASPライセンスにより、ポルトガル内での仮想通貨と法定通貨の取引所サービスの提供が可能となる。また、仮想通貨の転送サービスや仮想通貨や暗号資産の保管や管理が認められる。

同国の中央銀行であるポルトガル銀行はVASP事業の登録、そしてマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策(AML/CFT)のコンプライアンスを確認する機関。中央銀行の認可するVASPライセンスはAMLとCFTの遵守を確認する責任のみに限られており、市場活動やプルデンシャルなど他の分野には適用されない。

ポルトガルと仮想通貨

ポルトガルはこれまでも、仮想通貨に対して友好的なことで一部から定評があった。

2019年には仮想通貨の取引や支払いは非課税であると税務当局が発表。法定通貨を使った仮想通貨取引と仮想通貨で受け取る報酬の両方に対して、付加価値税(VAT)を免除すると地元紙に対して説明していた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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