Hedera Hashgraphの試験導入
デビットカードネットワークを提供する豪決済事業者Eftpos Australiaが、分散型台帳プラットフォームHedera Hashgraphの試験導入を行うことが分かった。
"@eftposAust will test the capability of a digital Australian dollar stable coin, enabled by the Hedera Consensus Service (#HCS), allowing consumers to load a wallet with a few dollars and then pay for web-based content seamlessly." https://t.co/0Zg0MyhPep
— Hedera Hashgraph (@hashgraph) July 22, 2020
公表されたプレスリリースによれば、オンラインショッピングなどでのマイクロペイント機能導入のために、Hedera Hashgraphが利用されるとしている
Hashgraphは、ブロックチェーン以外の方法で分散型台帳を実現するオルタナティブ技術で、高速性、公平性、安全性を特徴としたコンセンサスプロトコルだ。
その技術は現在非公開だが、Hashgraphの公開実装として「Hedera Hashgraph」が開発されている。
Eftposは豪でデビットカード決済システムを提供し、2019年度のトランザクション数は20億以上に達し、その全体の取引金額は9.9兆円にのぼる。
今回の試験導入は、オンラインショッピングにおけるマイクロペイメントにおいて、前述した仮想通貨技術のユースケースを示すことが目的の一つとしている。
Eftpos AustraliaのCEOであるStephen Benton氏は、今回の提携について、Eftposのデジタル決済戦略において重要な位置づけにあることを明かしており、その技術への同社の関心の高さがうかがえる。
参考:eftpos pioneers new eCommerce micropayments solution using Hedera Hashgraph
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