コインベースIPOか
アメリカの最大手仮想通貨取引所コインベースが今年中にIPO(新規公開株)を実施する可能性が浮上している。
ロイターが9日に報じた関係者の内容によると、早ければ年内にもコインベースがIPOを実施する計画を立てている。また、従来のIPOの形式ではなく、DPO(Direct Public Offering)の形式で資金調達を検討していると話す情報筋もいるという。DPOは、従来のIPOと異なり引受先の証券会社などを通さずに、自社の株式を直接公開(上場)する方法だ。
現時点では証券取引委員会(SEC)への書類提出は見られないが、許可を得た場合、米国初で仮想通貨取引所が上場企業になる。
5月にはJPモルガンチェースが、コインベースに銀行の口座サービスを提供する際、JPモルガンの関係者がコインベースIPOの可能性について以下のように言及していた。新たにロイターから報じられたことで、株式公開も現実的な段階にきている可能性がある。
コインベースがJPモルガンと繋がれば、決済手数料の低減だけでなく、将来IPOの実施やJPMコインの利用など様々なビジネスチャンスも可能になるだろう。
なお、現時点ではコインベースからの公式の発表はない。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用