投資家の予想
仮想通貨の個人退職口座を提供する米企業「Bitcoin IRA」の最新調査によると、最も多い回答で42%の顧客がBTC価格が年末までに1万5000ドル(約160万円)を超えると予想。57%の顧客は仮想通貨を長期投資の観点で購入、保有していると回答した。
この調査は、300人以上の顧客(リテール投資家)を対象に、ビットコイン投資の意識調査を行った。全体的に投資家は強気な傾向を示しており、Bitcoin IRAの投資家は2020年に伝統アセットより利益が出せると見ているという。
今回の調査結果を受け、マーケティング責任者は、ビットコインの普及と希少性、およびグローバル法定通貨の供給量も増加すれば価格の上昇傾向も続くだろうとコメントしている。
アルトコインへの関心度が高い
ビットコインの価格予想のほか、アルトコインに関連する回答も公開した。
53%の回答者は仮想通貨に関連した複利に興味があり、イーサリアムのステーキングやレンディングサービスに高い関心度を寄せるようになってきているという。
また、価格のボラティリティ発生やいわゆる「草コイン」が多いにも関わらず、アルトコインに対する投資意欲は依然として高いようだ。
仮想通貨に投資している顧客は、仮想通貨以外の資産にも目を向けている傾向も示された。具体的には、46%が貴金属、36%が大麻、9%が映画に投資したいとする意見が見られた。
仮想通貨取引高4億ドル到達
Bitcoin IRAは仮想通貨で年金積立ができる米国の個人年金制度(IRA)を提供するほか、仮想通貨の取引サービスも運営している企業だ。
今年の1月には、2016年にサービスを開始して以来、仮想通貨の累計取引高が4億ドルを超えたと発表した。
Bitcoin IRAの取扱い銘柄には、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムクラシックが含まれている。
参考: Bitcoin IRA
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