ランサムウェア被害の身代金、1.2億円のビットコイン要求飲む 米UCSF大学

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ランサムウェア被害の身代金、1.2億円のビットコイン要求飲む

カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)が、ランサムウェア被害を解決するために、ハッカーが要求する114万ドル(1.22億円相当)の仮想通貨ビットコインを振り込んだことがわかった。

ハッカーは、マルウェアウィルスの感染を利用して大学のサーバーを暗号化し、データへのアクセスを阻害。暗号化したサーバーを正常化する条件で身代金を要求、大学側がこれに応じた。

同校は、アクセスできなくなったデータは、大学にとって必要なものであるとコメント。暗号化を解除するツールとハッカーが取得したデータの返還を条件に、身代金の一部である114万ドルを支払うことをやむを得なく飲んだとした。

身代金については、ハッカーは当初300万ドルを要求していたが、大学側が78万ドルの支払いを提示。交渉の末、110万4895ドルをビットコインで支払う条件で折り合いがついたという。

大学側は、現在も問題の解決に向けて当局との調査を進めており、ハッカーには、ランサムウェアを攻撃手段とする「Netwalker」のグループが挙がっている。

米国では過去にも同様の事例が確認されており、6月の月初には、ミシガン州立大学も被害を受けている。大学側は当時、身代金の支払いを拒否している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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