KNCのデリバティブ:取引所FTX
大手仮想通貨(暗号資産)デリバティブ取引所FTXは12日、カイバーネットワーク(KNC)先物などのデリバティブ商品を提供開始したことを発表した。
FTXでは、KNC現物取引のほか、無期限契約、6月/9月期限の先物、およびレバレッジトークンといった複数の商品も取引が開始。契約商品のレバレッジは、最大100倍で利用が可能となっている。
KNCは、DeFi(分散型金融)プロトコル「KyberNetwork」のネイティブトークンで、「Any token Anywhere=あらゆるトークンをどこでも」をテーマに掲げており、異なる仮想通貨の交換(スワップ)を可能にする分散型の流動性システムを持つ。
今年2月には、米最大手取引所コインベースProへと上場。大型アップグレード「Katalyst」を控え、関心が高まっている。
FTXが扱い始めた先物は、KNC初の先物ではない。コインベースの上場に際し、取引所DeltaがKNCの先物を発表した。CMCにおける時価総額が40位のKNCは、デリバティブ取引の拡充によって出来高と流動性が向上する見込みだ。
参考:FTX