中国大手アリババ「新特許はシンプルかつ効率的なクロスチェーンソリューション」

Blockchain
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ブロックチェーンにドメイン名の仕組みを導入

Alibabaが新たに米国で承認された特許は、ブロックチェーン同士の相互運用だ。異なるブロックチェーン同士での相互運用性は、以前から取り組まれてきた課題であり、様々な解決方法を提案する多くのプロジェクトが存在している。

この新たな特許の説明によると、既存のブロックチェーン相互運用性のためのプロジェクトは、複雑であったり、面倒なものになっていることが課題だという。

アリババは、「ブロックチェーンのインターネット」を掲げブロックチェーンの相互運用性に取り組むプロジェクトの一つ、Cosmosを例に挙げ、Cosmosでは別のブロックチェーンと接続する度に新たに別のIDを持たないといけないことを指摘した。

それに対し、アリババの「一元化ブロックチェーンドメインネーム(UBCDN:unified blockchain domain name)」はそのブロックチェーン固有のIDとして機能し、グローバルなブロックチェーンネットワークの中でも認識される。CosmosのIDが限定的なもので、他のリレーチェーンでは使えないのに対し、UBCDNはより、シンプルかつ効率的な仕組みとして働くという。

Alipayなどを運営し、アリババグループで金融分野を担うアントフィナンシャルは、今年4月には、企業向けのブロックチェーンプラットフォーム「OpenChain」のローンチを発表している。

「オープンチェーンを通じて、次の三年間で、100万もの中小企業や開発者がイノベーションを起こし、新たなユースケースを模索する手助けをする」としており、ブロックチェーンの可能性模索に積極的だ。

参考:United States Patent

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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