ソラナの上場取引型金融商品
世界初の暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の上場取引型金融商品(ETP)はスイスの証券取引所SIX Swiss Exchangeに上場する予定だ。CoinDeskなどが報じた。
ETPとは
ETP(上場取引型金融商品)は、上場投資信託(ETF)、上場投資証券(ETN)、コモディティ上場投資信託(ETC)など、取引所に上場し特定の指標の値動きに連動する運用成果を目指す金融商品の総称。
スイスの大手投資商品プロバイダー21Sharesが提供するソラナETPはティッカーシンボル『ASOL』として6月29日に上場する予定となっている。米コインベース・カストディはASOLの裏付け資産のカストディアンになる。
また、ドイツの証券取引プラットフォームでも取り扱われるという。
21SharesのHany Rashwan CEOはソラナETPのローンチについて、「多くのクライアントはソラナの商品を求めているのだ」、「今後数ヶ月以内に、さらに2つのETPをローンチする予定だ」とコメントした。
21Sharesはこれまで複数銘柄のETPをローンチしてきた。今年の2月にはポルカドット(DOT)、4月にはステラ(XLM)とカルダノ(ADA)のETPをSIX Swiss Exchangeに上場させた経緯があり、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を含め、計14種の仮想通貨ETPを提供している。
ソラナの動き
直近、ソラナに関連する動きが多く見られているが、主な動向は以下の通りだ。
- ソラナ財団がエコシステムを韓国にも拡大するため、20億円超の投資ファンドをローンチ
- ソラナの開発を行う「Solana Labs」がプライベートトークンセールでおよそ3.1億ドルの資金を調達
- 米グレースケールがソラナを含む13銘柄の新規投資信託を検討
- スイスのデジタル資産管理企業がソラナのブロックチェーンを利用し株式トークンを発行
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