グレースケールが新規投資信託を検討
米最大手暗号資産(仮想通貨)投資企業グレースケールは新たに13銘柄の投資信託を検討している。
発表によると、検討される対象は、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、1inch(1INCH)、 Bancor(BNT)、Curve(CRV)、Internet Computer(ICP)、Kava(KAVA)、Kyber Network(KNC)、Loopring(LRC)、NEAR(NEAR)、Ren(REN)、Universal Market Access(UMA)、0x(ZRX)。主にDeFi(分散型金融)関連銘柄となる。
投資信託とは
投資信託とは、投資企業が多くの投資家から集めた資金を一つにまとめて、国内外の株式や債券などに分散投資を行い、その運用成果を投資家に分配する1つの金融商品。
グレースケールでは、私募という「資金調達」のプロセスは適格投資家に限定されており、発行された投資信託の株式(GBTC等)は二次市場(OTCマーケット)で全てのトレーダーに取引されている。
現在、グレースケールはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のほか、チェーンリンク(LINK)やファイルコイン(FIL)を含め計13銘柄の投資信託を提供している。
また、今年の2月には一度検討リストを公開し、ユニスワップ(UNI)やチェーリンク(LINK)、ポルカドット(DOT)などを含む23銘柄の新規商品を検討していたが、その後チェーリンク(LINK)及びその他4銘柄の投資信託をローンチすることにした経緯がある。
グレースケール側は、厳格なレビューやカストディ管理の考慮、規制対応などさまざまな条件があるため、検討リスクに入っている銘柄の全てが必ずしも投資信託になるとは限らないと説明した。
現在、グレースケールは3.6兆円に相当する仮想通貨を運用している。
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