仮想通貨ウォレット開発企業Ledger、DeFiプラットフォーム「ParaSwap」を統合

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DeFiプラットフォームを統合

暗号資産(仮想通貨)のハードウェアウォレット開発等を行うLedger社は14日、同社のウォレットアプリ「Ledger Live」のユーザーが、DeFi(分散型金融)のプラットフォーム「ParaSwap」を直接利用できるようになったことを発表した。

ParaSwapは、複数の分散型取引所(DEX)をつなげる「アグリゲーター」のプラットフォーム。ユーザーはLedger Liveを介して、ハードウェアウォレットから直接ParaSwapを利用し、仮想通貨の交換を行えるようになった。

ParaSwapは、イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に構築されたプラットフォームであり、ユーザーがDEXで仮想通貨の交換を行う際、UniswapやSushiSwapなど複数のDEXをつなぎ、その中から最良の価格で自動的に取引を実行するサービスを提供している。

ユーザーはParaSwapで交換したいトークンを選択して取引を実行するだけで、自動的に最良の価格で取引が行われるため、交換の度にどのプラットフォームで取引するのが良いかを気にしなくて良いというメリットがある。

出典:ParaSwap

CoinPostの提携メディアThe Blockのデータによると、アグリゲーターのプラットフォームごとの取引量で最も大きなシェアを占めるのは「1inch」だ。ParaSwapの利用はまだ多くはない。

Ledger社で顧客体験を担当する最高責任者Ian Rogers氏は、TheBlockに対し、今回のサービスでParaSwapを選んだ理由を「利用がしやすいからだ」と説明。

そして今後については、「ウォレットを接続するボタンがあるDeFiのプラットフォームは、どこでも利用できるようにする予定だ」とも明かした。その際、具体的なプラットフォーム名には言及しなかったという。

Ledger社について

Ledger社は2014年に設立。仮想通貨を安全に保管できるようにすることをミッションにしており、公式ホームページによれば、フランスと米国で合計130人超の従業員を抱える。

個人が利用できるウォレットだけでなく、企業向けのソリューション開発も行なっており、顧客は165カ国に広がっているという。同社が提供するウォレットの販売数は、すでに150万に達した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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