Uniswap v3、L2ソリューション「Arbitrum」へ展開

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Uniswap v3がL2へ

最大手分散型取引(DEX)のUniswapのv3が、仮想通貨イーサリアム(ETH)L2(セカンドレイヤー)ソリューション「Arbitrum One」に展開(デプロイ)されていることがわかった。L2採用に近づきつつある。

発表によると、コミュニティ投票の結果(100%賛成)をもって、v3のスマートコントラクトやアドレスはすでにArbitrumのメインネットで実装されている。「Arbitrumは現在、ホワイトリストに入っている開発者のみ利用できる状態だが、すべてのユーザーにオープンすれば、v3はすぐにでも使えるようになる」という。

イーサリアムのスケーリング基盤技術「optimistic rollup」を利用しL2ソリューションを開発する「Offchain Lab」は、5月29日に「Arbitrum One」というメインネットベータ版をローンチした。Arbitrumの特徴には、オンチェーンに保存する情報が少ないことや、イーサリアムのガスリミットを超えるような計算とストレージが必要なコントラクトを処理できることといった点がある。

 

先日、Arbitrumのローンチ直前に際し、Uniswapの創設者Hayden Adams氏はArbitrumへの移行というコミュニティの提案が最終的に可決されることを予測し、当時ではすでにインターフェースのサポート作業に取り掛かっており、スマートコントラクトの実装作業も予定していると話した経緯がある。

Arbitrumを導入するUniswapが利用可能になれば、高いガス代に悩まされるDeFi(分散型金融)ユーザーは経済的負担が軽減されるため、Uniswapの出来高(および取引手数料)はさらに増えると期待されている。

また、分散型取引所のMCDEX(MonteCarloDEX)は3日にArbitrumメインネットへの展開が完了し、まもなく一般ユーザーが利用できると伝えた。DEXによるArbitrumの採用は加速しているようだ。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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