バイナンスNFT、ローンチ予定日決定
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは27日、独自のNFT(非代替性トークン)プラットフォームのローンチ予定日を明らかにした。
バイナンスNFTのローンチ日は6月24日。第一弾のNFT提供者には、英国の人気歌手Lewis Capaldi(ルイス・キャパルディ)や人気アーティストTrevor Jones、そしてサッカーのプロ選手Michael OwenやAlphonso Daviesなどが名を連ねる。
また、来月24日のリリースに向けて、他のNFTアーティスト情報も公開される予定で、バイナンスはBig Name(有名人)の参画があるとしている。
バイナンスNFTの責任者であるHelen Hai氏は以下のようにコメントした。
世界中の異なる業界から様々なクリエイターと連携できて嬉しく思う。
高価値なコレクタブルのクリエーター達が協力して破壊的なイノベーションが生まれること、そしてバイナンス・ブロックチェーンのインフラを活用した最速かつ最もコストを抑えたソリューションを誇るNFT取引プラットフォームを見ることができてワクワクしている。
また、バイナンスのChangpeng Zhao(通称、CZ)CEOは以下のように述べた。
お金の自由と金融包摂を使命とするバイナンスは、ユーザーの様々なニーズに応えることを願う。
プレミアムイベントを通して、バイナンスNFTマーケットプレイスはハイエンドなコレクタブルを定期的に発表し、NFTの大規模な普及を望んでいる。
バイナンスNFTとは
バイナンスNFTはバイナンスが4月末に発表した新たなNFTの取引プラットフォームだ。大手仮想通貨取引所バイナンスのアカウントを引き継ぐことができる。
NFT取引にはまず独自通貨のバイナンスコイン(BNB)が活用される見込み。ただ、長期的にはイーサリアム(ETH)やトロン(TRX)、Flow(FLOW)、Waxなどのブロックチェーンにも対応し、それぞれの仮想通貨でも取引が可能になることが示唆されている。
バイナンスNFTは「プレミアムイベント」と「取引マーケット」の主な二つのパートから構成される。今回発表されたのは「プレミアムイベント」で、世界的な展示やオークションから選択された作品が公開され、落札額の10%がバイナンスに、90%がNFTの製作者に分配される仕組みだ。
「取引マーケット」ではユーザー自身がクリエーターとなり、独自のNFT発行が可能。また、販売されたNFTの製作者や、NFTをバイナンスNFTにアップロードしたユーザーは永続的にロイヤルティ料を受け取ることができる。
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