ペンシルベニア大学がビットコイン寄付金を受領
米名門私立大学連合、アイビー・リーグの1校である「ペンシルベニア大学」は今年の1月に暗号資産(仮想通貨)ビットコインの寄付金を受けたことがわかった。
ペンシルベニア大の開発部門シニアVPを務めるJohn Zeller氏によると、同校のビジネススクールであるウォートン校は匿名の卒業生から118.46 BTCのビットコインを受け、現金化した。得た資金は2019年に、ウォートン校が大手ヘッジファンドStone Ridge Holdings GroupのRoss Stevens CEOと共同で設立したフィンテックリサーチ機構「Stevens Center for Innovation in Finance」の支援金に充当していたという。
Zeller氏はMarketWatchの取材にて、「ペンシルベニア大は仮想通貨を投資手段とみなしておらず、一つの決済手段としている」とコメント。また、受け取ったビットコインの売却に関しては、Stone Ridge傘下の仮想通貨投資企業NYDIGを経由したと説明した。
ペンシルベニア大はビットコインやその他の銘柄による寄付を受け付けており、最小金額は1万ドル(100万円)と設定している。また、寄付されたビットコインはこれまで受けていた仮想通貨の寄付金において最も高い金額となったという。
また、ウォートン校はデジタル通貨のエコシステムや仕組みなど、最先端フィンテックの授業をオンラインプログラムとして提供。中では、仮想通貨やブロックチェーンにおける決済や資金調達の技術分野に関する内容も教授している。
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