大統領選元立候補のヤン氏、市長当選すれば「ニューヨークを仮想通貨のハブに」

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ニューヨークを仮想通貨のハブに

ビットコイン(BTC)擁護派として有名な米NY市長選に立候補しているアンドリュー・ヤン氏は12日、市長に当選した場合には「世界の金融首都」であるニューヨーク市を「仮想通貨のハブ」にする方針を語った。

ヤン氏は2020年の米大統領選挙に民主党候補として立候補した初のアジア系アメリカ人(台湾系の移民2世)。ニューヨーク州でIT系の企業などを立ち上げた起業家としての経歴を持っており、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)などの政策を掲げて注目を集めていた。

ヤン氏は12日、Twitterで以下のように投稿した。

市長として(当選した場合)、世界の金融首都であるニューヨークをビットコインや仮想通貨のハブにするための投資を行う。

これまでも同氏は仮想通貨規制を明確に行うことの重要性を訴えてきた他、選挙活動中に仮想通貨での寄付を受け入れたり、ブロックチェーンを用いた投票の導入などを唱えていた。

2020年2月に大統領戦から撤退した後、年末にニューヨーク市長選への立候補書類を提出。1月14日に正式に立候補を表明した。米政治メディアPOLITICOが10日に公開した世論調査によると、市長選における支持率は28%であり、民主党候補ではトップである。

大統領選で注目されたことなどが高い支持率につながったとみられる。なお、ニューヨーク市長選の候補者を選出する予備選挙は6月22日、本選挙は11月2日に予定されている。

2014年から現職ビル・デブラシオ市長の前には、ブルームバーグの創業者であるマイケル・ブルームバーグ氏が約12年間市長を務めた。ニューヨーク市は世界でも有数の大都市であるため、市長の影響力は大きいと言える。

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